【事例】一族理念の承継 Part2
本事例を通してお伝えしたいのは、創業者の理念を引き継ぎ、未来の一族へ資産(有形資産)と想い(無形資産)を繋いでいくスチュワードシップの価値です。
Part1では創業者の想いや考えが全く分からない状態で自社株を承継したご子息様についてお話ししました。ご子息様は様々な想いを巡らせていらっしゃいました。詳しくは下記よりご確認ください。
ご子息様が社会人になられて数年経ってから私どもとの接点を持たれました。ご子息様は私どもとの会話を通して、「創業者である父の想いはどのようなものであったか。父が築き上げてきたものを一族として未来にどのように繋いでいくか。一族の永続化に向けて、自分ができることはなにか。」ということを一族資産の承継者という立場から考えるようになりました。
ご子息様はこの後、創業者が残された言葉や行動を自ら調べ、一族理念をご一族と共に作り上げ、ファミリーオフィスを通じて一族として一体性を維持していく、且つ未来につないでいく仕組みを構築しました。
これらは、自社株式や資金といった有形資産にのみ着目していたところから、一族理念や一族の一体性などの無形資産もあわせて考えるようになられた変化の結果です。
無形資産の承継の価値について下記の記事でまとめておりますので、ぜひご一読いただけますと幸いです。
今回は、創業者の想いや考えが全く分からないご子息様が、ご一族と共に一族理念を作り上げ、資産だけでなく一族の想いという無形資産もあわせて未来に繋いでいく事例をご紹介しました。
一族の永続化には、単に資産を承継するのではなく創業者の想いや一族の理念も同様に繋いでいくことが大事ではないでしょうか。
※ご紹介した事例は実例をもとにしたフィクションであり、登場する人物・団体等は実在する人物・団体等には一切関係ありません。
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