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本来のファミリーオフィスとは

株式会社青山ファミリーオフィスサービスでは、ブログやtwitter、facebook等を通じて、ファミリービジネスをもつ一族に関する様々な情報発信をしてまいります。是非ご覧下さい!!

記念すべき初回は、当社名でもある「ファミリーオフィス」に関してです。
​​​​私たちは、ファミリーオフィスを一族の「広義の富」の永続化支援機能を担う組織と定義しております。最近、メディアでも話題になっているアルケゴスにみられるような極端に運用だけにその機能を絞ったファミリーオフィスではなく、一族の一体性強化や次世代教育、社会貢献活動等、「非財産」分野における幅広い役割を果たせる組織だと位置づけをしています。

目次[非表示]

  1. 1.ファミリーオフィスの起源
  2. 2.現代のファミリーオフィス


ファミリーオフィスの起源

ファミリーオフィスの起源は、19世紀初頭、米国において、欧州との貿易で財を成した富裕層一族が一族の資産管理を信頼できる個人に預けたことだと言われております(諸説あり)。
この説明では、資産管理を担うだけの組織というイメージを持たれるかと思われますが、その背景には、一族のもつ理念や価値観の共有、一族の教育、積極的な社会貢献活動等を前提とする考えが当然の如く存在しています。

​​​​​​​これは、一族の絆が強く、常に成長できる環境を一族が自らに提供し、さらに、社会の発展に貢献しているからこそ、一族は自らの一族に誇りを持ち、一族の一体性を創り上げます。そのプロセスを経て、初めて持続的に一族がもつ富の増加を実現することができます。その意味で、富の形成は一族の一体性の成果であり、結果であると本来考えるべきなのです。


現代のファミリーオフィス

このロジックは現代でも、勿論失われてはおりません。では、なぜ欧米のファミリーオフィスは、今、資産運用に偏りすぎているといわれるのでしょうか。それは、目に見える資産のみに着目され続けた結果、「ファミリーオフィス=資産運用会社」のイメージが強まっていると考えられます。特に、株主資本主義の強い米国ではその傾向は顕著です。そのため、欧米では従来のファミリーオフィスが担う機能の内、非財産分野を支援するプライベートオフィスというものを追加しております。


日本では、ファミリーオフィスそのものが未だ普及していませんが、徐々に注目されていると感じています。だからこそ、日本に今後広まるファミリーオフィスは、財産と非財産の統合型である、原点に立ち返った本来のファミリーオフィスであるべきであり、私たちはそのコンセプトを今後、日本に普及していく所存であります。

米田 隆(監修)
米田 隆(監修)

早稲田大学商学学術院 ビジネス・ファイナンス研究センター 上級研究員(研究院教授) 公益社団法人日本証券アナリスト協会プライベートバンキング 教育委員会委員長 株式会社青山ファミリーオフィスサービス取締役 早稲田大学法学部卒業。日本興業銀行の行費留学生として、米国フレッチャー法律外交大学院卒業、国際金融法務で修士号取得。金融全般、特にプライベートバンキング、同族系企業経営、新規事業創造、個人のファイナンシャルプランニングと金融機関のリテール戦略等を専門とする。著書に『世界のプライベート・バンキング「入門」』(ファーストプレス)、訳書に『ファミリービジネス 賢明なる成長への条件』(中央経済社) 等